季節を出迎える花 見送る花 [植物]

この夏の庭の草にはずいぶん手を焼きました
いくら抜いてもボーボー生えてきて
家の周りの草を抜いて一周すると
最初に抜いたところの草は伸びている

いや、本当に
それほどの勢いでした

強い日差しと、蚊に攻められながらの草むしりは
心も腰も折れそうでした

だけど
秋になり木枯らしが吹いて
草たちも
ほんのり紅葉し、枯れてきています

こうなると
競い合ったライバルが
いなくなったようで
ちょっぴり寂しいような気になります。

みんな良く頑張ったよ
また春に会いましょう
春先はホトケノザや
荒地に咲くと言うマツバウンランが
先発隊として生えてくるのでしょう

その日が来るまでアディオス[かわいい]

前置きが長くなりましたが
先日、阪急うめだ店がリニューアルオープンしました。
その玄関口のウィンドウディスプレイを
知人でイラストレーターのFくんもスタッフの一人として手がけたそうです。
総監督をされた方のお花の教室に行っていた
みかちゃんと一緒に見に行きました。

写真.JPG

写真.JPG

写真.JPG


写真.JPG


写真.JPG

写真.JPG写真.JPG

たくさんのお花を見て
お花やつれしたので(はて?)
ランチで栄養補給。

その後、同じデパート内で
山野草の盆栽教室をしていたので参加
20分くらいのものでしたが
初めての盆栽[わーい(嬉しい顔)]

写真.JPG

わびさびな感じがするような
しないような。

私を見て [植物]

数年前
知人宅の白いアジサイが、あまりにも見事だったから
一枝もらって挿し木にしました。
細い棒切れのような枝から根を出して
わが家に根付き
今年もたくさん花をつけてくれました。
道路に面した庭の隅で咲くアジサイ。



道行く人に立ち止まって見てほしいのかな?
『止まれ』の標識を掲げているみたいです。


蒲公英 [植物]

先日、庭の草を抜いていました。
いつものことだけど、はかどりません
草の先に咲く小さな花を見つけると
その可愛らしさに手を止めて見入ってしまうからです。

二つ並んで咲いていたタンポポの花。
庭に灯した豆電球のように可愛かったです。
黄色い花の時も終わり
白いフワフワの綿毛になっています。



早く飛び立たないと、雨が降り出しそう
綿毛が濡れると飛べなくなるのに・・・
二つの綿毛は
柔らかな風に無邪気に揺れています。
どんな風を待っているのかな?

夕方、降り始めた雨の中、洗濯物を取り込んで
気になってタンポポを見に行くと
いつの間に旅立ったのか
綿毛は無くなっていました。

別れを惜しんだり、希望にあふれていたり、ちょっと不安だったり
綿毛たちは、どんなサヨナラをしたのでしょう。
風に乗って、どんな景色を見たのかな

綿毛を無くしたタンポポは、雨に濡れながら
見送るように立っていました。



窓辺のリラ
もしかすると、小さな旅立ちを見送ってくれたのかな?


めざめた桜 [植物]

桜の枝の堅い芽
これは昨年の夏できたものです


春、みごとに花を咲かせ
初夏には緑の葉を茂らせて
秋に葉が色づいて落ちると
桜の木は眠るそうです。

けれど、冬が来て
きびしい寒さを感じると
木は目を覚まします。
「休眠打破」と言うそうで
じゅうぶんな寒さがないと目覚めることなく
花を咲かせることもできないそうです。

冬枯れの景色に見えるけど
眠りから覚めた桜は
もう、静かに花を咲かせる準備を始めています。
桜のこんな性質も、愛される所なのでしょうか

春よこい
早くこい




私は寒いのは苦手です。
できれば冬眠をしたいです

想思華 [植物]

彼岸花は、なんどか記事にしました。
決して好きな花ではないのですが
なんとなく気になるんです。

冬の今、葉っぱは元気に伸びています。
他の草が枯れて、木の葉も少ないこの時期なら
お日さまの光を独り占めできますね。

こうやって、淡い日差しを浴びて根を育てているのですね

春になって他の草木が育つ頃
葉は枯れてなくなります。
彼岸花は気温と関係なく、日の長さで咲く時を知ります。
お彼岸になるころ、急に茎を伸ばして
あざやかな花を咲かせます。
(この花を見て、ごんぎつねのお話を思い出すのは私だけでしょうか?)
花が枯れ、茎も枯れてなくなり
そして、冬になるとこうして葉が出るのです。

ひとつの球根でありながら
華と葉は出会うことはありません。
華は葉を思い、葉は華を思う
思いながら違う季節を見るのでしょう。
『想思華』と名付けた人の感性がステキです

花の呼び名がいくつもあるように
その花言葉もいろいろあるようです。

『想うのはあなた一人』

とてもいじらしい花言葉です。
今日の冷たい風の中、艶々した葉を見ていると
まだ見たことのない華を想っているみたいで
その花言葉が一番似合う気がします。

今日は丸くなってお昼寝のリラ


・・・・タヌキ寝入りでした

枝の上の物語 [植物]

早くも3日になりましたね。初夢とか見ましたか?
あ、ちょっと聞いてみただけです(笑)

私はいたって平凡な日を過ごしています
食事を作っては片付けるの繰り返しです。
でも、平凡って幸せなことなのかなって
朝、洗濯を干しながら思っていました。

物干しの近くにモチノキがあります。
十数年前にこの家に引っ越してきたときからある木で
高さは3メートルくらいです。

近所にもモチノキを植えている家はたくさんありますが
どの木も冬には赤い実を付けます
冬空の青い色に、赤い実が映えてとても鮮やかです。

でも、うちのモチノキには一粒も実がつきません。
雌雄のある木で、ふつう観賞用には実のなる木を植えられるようです。

前に住んでいた人が間違えて植えたのかな?
鳥が落とした種が育ったのかな?

一度、剪定に来た植木屋さんに「切ろうか?」って聞かれました。
とっさに「切らないでください」って答えました。

どうしてなのか考えましたが
この木の雰囲気がなぜか好きです。

ほとんどの枝は斜め上に向いていますが
一本だけ真横に長く伸びた枝があります。
まるでスッと差し出した腕みたいです。
そこには、いろんな鳥が止まります。

いくつ季節が変わっても
下ろすことなく差し出す枝の上で
鳥たちは鳴いたり、ケンカをしたり、仲良しになったり・・・
小さな物語を残して飛んで行きます。

足元では、ときどきリラが昼寝をして
今はもう登ることはありませんが
爪を研いだあとしばらく見上げている事があります。

赤い実はならないけど、鳥たちもリラも私も
このモチノキが好きです。

私も誇れるものはないけど
この木のようになれたらなって思います

ちょっとブレちゃいましたが



今年もヨロシクお願いします

ヤマボウシ [植物]

目覚ましのアラームが鳴って、いつものようにベッドに座ったままで
『今日の天気は・・・』ってカーテンをめくると
霧でした
なぜか嬉しくなります・・・
今朝はゴミ出しでしたが
遠くを歩く小学生や、散歩の犬もうっすらしていて
夢の中を歩いているみたいです

庭のヤマボウシはずいぶん色づいて
墨絵の景色に色を付けています。

霧の日は、お天気が良くなるので
いつもよりたくさん洗濯をして・・・
今日は朝から予定があるので一日忙しいな
掃除も済ませて、さて出かけようと思っていたら
・・・明日の予定と間違えていました
午前中は何もありませんでした

やっぱり、きれいな青空です
ヤマボウシの黄色とオレンジの木の葉が可愛いです




ヤマボウシの木は、田舎の川のそばに自生していました。
春には十字の白い花をたくさん咲かせます。
遠くからみると、雪が積もったみたいで
そばに行って見るのですが
見上げると葉っぱしか見えません。
敷かれた葉の上で白い花は
鳥が羽ばたくように咲くのです。

この木は、いつも見えるところにほしかったので
植木屋さんに頼んで
リビングから見える所に植えて貰いました。

初夏に花を付けた後
暑い夏には、薄く広がる木の葉は
弱い風にもそよそよ揺れて、見ていると涼しげで
下で咲いている草花には、やさしい木もれ日を注いでいました。

おいしい実は鳥にも分けて
これから葉を落とし
枝には何もなくなります
細い幹と枝の影を見ると
冬の薄日を草花たちに譲っているみたいです。

そんなヤマボウシに
花言葉の『友情』はピッタリです

この木とはリラもお友だち
根元でのんびりと日向ぼっこをしていました


葉っぱの巻物 [植物]

朝、カーテンを開けた後
リビングに置いた観葉植物に水をやりました
お弁当を作り終える頃
さっきまで固く巻いていた葉が、少しほどけてきています。



こんなに少しの時間に・・・
洗濯カゴを持って横を通り過ぎるとき



掃除を終える頃



まるで「ダルマさんが転んだ」って遊んでいるみたいに
見てないときに動いています。

ゆっくりと、やっと
開いて見せてくれました



キレイな緑のグラデーション
葉っぱの巻物の中身は
新鮮な感動でした

おままごと [植物]

朝から庭の草むしりをしました。
飽きっぽいので長続きしないのですが
お天気も良いし、庭でぼんやりと過ごしたかったのです

今年は毛虫が多いです
樫の木にたくさん付いています
ふさふさして歩く姿はカワイイのですが
刺されると嫌ですね

陰にしゃがんで草を抜き始めると、いろんな虫が見えてきます。
草花にミツバチや小さな虫がせわしなく止まっては飛んでいきます。
どこかの図書館の張り紙を思い出します。
「ミツバチは蜜を吸っても花を傷めません。」
本を大切にって言いたいのでしょうね

ほんの数十分、草を抜きましたが
やはり遊んでしまいました

ムラサキカタバミの花が咲いています
ピンクでとても可愛いです
この茎の下は白くなっています。
これを噛むとすっぱいです(>_<)
根は面白いですよ、白くて大根みたい、食べられます。




カタバミは黄色い花が咲いて、オクラみたいな種をつけます
球根はタマネギみたいです。




花壇のヤブジラミは服に付くと取れにくいけど
キウイに見えなくはありません。

アジサイの葉っぱと、散ったばかりのクレマチスの花びら
野菜を並べてママゴトの八百屋さんです。




「お喋り中のアリの奥さまたち大根はいかがですか?


ニゲラが咲きました [植物]

花壇のニゲラの花が、ひとつめの花が今日咲きました。
数日前から、今にも咲きそうで閉じたままだった蕾が
暖かなお天気に誘われたのか開きました。



花言葉は『夢で会いましょう・ひそかな喜び・霧の中の恋』

私の好きな花のひとつです
数年前に種をまいたら
毎年咲いてくれています

咲いた後は風船のように膨らんで種をつけます。
その黒い種を落としては、また次の年に咲かせます。



年々花が小さくなってきていて
ミニニゲラになりつつありますが
青と白の花は今年も楽しめそうです。

同じ花壇のコンボルブルス・サバティウスも咲いています。
写真を撮ろうと思ったのですが
夕方だったので「今日はもう終わり」とばかりに花を閉じてしまいました。
・・・・お休みなさい



咲いていたらこんなに可愛い花です。



この可憐な花たちは
寒い冬を越え、強い風や、先日の雹にも耐えてきたのに
何事もなかったかのように咲いています。
何だか見習いたいです。
ふたつとも今日の澄んだ空のような青い色をしていました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。