この空の下で [日常]

お久しぶりです。
GW突入した方もおられるようですね。
昨日今日と初夏のような陽気と暖かさです。
洗濯を干しながら、草を抜きながら
何度も青い空を見上げていました。

このひと月の間に身近な命が2つ
天に戻ってしまいました。

妹の長男で25歳の良くん。
とても稀なガンが見つかったのは1年数ヶ月前でした。

良くんは幼いころから絵を書くことが好きでした。
幼稚園のころに書いた絵は
スケッチブック何枚にも続く汽車とさまざまな乗客。
また画用紙一杯に書いたシャボン玉


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そのシャボン玉を膨らませているのは赤い服を着た良くんとカニたち。
みんなひとつずつストローをもって膨らませています。
たくさん描かれたカニのひとつを指さして
「このカニはね、目がつぶれているんよ。」
でも仲間と力をあわせてシャボン玉を作っている
そう教えてくれました。
汽車の乗客もカニも良くんにとって
それぞれに命とドラマを持っているのでした。

そんな良くんの絵と世界観が好きで
小学6年生のときに一緒に紙芝居を作ったことがありました。
絵を良くんに描いてもらいお話は私が作り
小さな集まりで何度か紙芝居をしたことも・・・懐かしいです。

漫画家になりたくて高校を卒業後も働きながら勉強をしていました。
また漫画やゲームが大好きで、面白いものがあると熱く語ってくれました。
まだまだやりたいことがたくさんあっただろうに・・・
写真は二つ前のブログに書いた時のものです。

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今年になって緩和ケア病棟に入院しました。
激痛が始まり医療用モルヒネを使うようになっても
周りを気遣い、感謝をする言葉を忘れませんでした。
良くんの妹が怪我をした時には、顔をくしゃくしゃにして
「痛かったでしょう、辛かったね。僕は人の痛みがすごく分るよ。」
そう言って心配したそうです。


良くんの病気を知ったころ
ずっと前に一緒に作った紙芝居が見つかりました。

一緒に絵本作りをしているイラストレーターのFくんに話したところ
「絵本にしたら?」と提案してくれ印刷にいたるまでの手続きをしてくれました。

できあがったばかりの絵本が届くと
良くんは「懐かしい」
そう言って喜んでくれたそうです。

絵本が届いて2日後・・・亡くなる前夜に
「そろそろお別れをしないといけない」
そう家族に話したそうです。

その翌3月30日
静かに
穏やかに天に旅立ってしまいました。

妹から連絡のあったその時
真っ青な空に、いく筋もの飛行機雲がありました。
すべての苦しみから解放された良くんが
白いチョークで空に絵を描いているようでした。



良くんが旅立って3週間
リラもお空に行きました
昨年末から衰弱と病気でかなり辛そうでした
どんな姿になっても、どれほど手がかかっても
私たちの側にいてほしいと思っていましたが
辛そうな姿はかわいそうで
痩せた体を撫でながら
「もう楽になっていいよ」
そう話しかけました。

4月23日のお昼過ぎ
外出していた娘が戻るのを待っていたように
息を引き取りました。


あの日もキレイな青い空でした。




今日も澄んだ青い空
さっきは乾いた布団を取り込みながら見上げていました。

会えなくなって寂しいけど
いつか再会できるその日がくるのですね
その日が来るまで

この空の下で・・・

私の夏休み [日常]

すっかりご無沙汰してしまいました。
季節は進み夏の盛りも過ぎてしまいましたね。


帰省してきました。
いつものように、お正月とお盆は外して帰ります。

山口市の実家は山のふもとにあり
勢いある夏の緑に飲み込まれそうなくらい
小さな家です。

小さな家には、さらに小さくなった母が一人で住んでいます。
日に焼けた母の笑顔と
なだらかな山を超えてくる入道雲を見ると
「夏だな」
実感します。

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実家近くに妹家族も住んでいます。
妹は可愛い美容院を切り盛りする
なかなか腕の良い美容師でもあります。

「お祭りの前に お店においで」と言ってくれ
10分ほどで浴衣の着付けと
髪をセットしてくれました。

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日が暮れるころ
提灯にロウソクの火がともされます。
数千本の竹に付けられたオレンジ色の光のトンネル
昔より賑やかになっていて
何だか嬉しかったです。




翌日は秋吉台近くの弁天池に。
このあたりは何度も行ったけど
ここは初めて行きました。

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冷たい湧き水を手ですくって飲みました。
手を浸けていると
しびれるほど冷たい水でした。

側には大きな銀杏の木。
病気療養中の甥は、この樹が気になるようです。
妹が「元気をもらおう」と言い
皆で樹をかこむように
手を伸ばして抱きつきました。
木肌に耳をつけると
風の音に混じって水が流れる音。
さっき私たちが飲んだ湧き水を
この樹も飲んでいる音だろうか?
どうか
元気を分けてください。

長くなりそうなので
続きはいつか・・・たぶん(笑)



洗濯日和 [日常]

こんにちは
今日は梅雨も中休み
カーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めました。
目覚ましより一時間早いけど、たっぷり寝た気分。
窓を開けると、久しぶりの青い空、澄んだ風の匂い。
一緒に寝ていた猫も起こしてシーツをはがして洗濯機に放り込む。
着ていたパジャマも放り込む。

キッチンに行くと
おすわりして待つネコに朝ごはん。
それから私たちの食事の支度。
冷蔵庫の野菜室からスープの材料を取り出して
ひたすら刻みます。
人参、セロリ、玉ねぎ、エリンギ、トマト、レンコン、カボチャ、ブロッコリー・・・
それと、ひとばん水に浸けておいたヒヨコ豆。
火にかけて、煮込む間に
睡蓮鉢のメダカにエサをやります。
小さなメダカの小さな波紋。
水面に映るオリーブの枝がゆれて・・・・


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またウダウダと、とりとめのない事を書きそうでした。
早く気づいて良かったです(;´Д`)

つまりは平凡な私の一日です。
午前中の家事と買い物を終えて
昼食後はのんびり
洗濯を取り込み
夕飯の下ごしらえしながら
まだまだのんびり(笑)
お気に入りのハーブティを飲みながら
そう、前回書いたマローブルーの写真は
せっかくの色が分かりにくかったので
もう一度
夜明け前の空の色

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しばらくすると明るい青に・・・
レモンを入れるとピンク色に


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最近は下書きで終わるブログです
でもせっせと書いています(笑)
Fくんが絵本の打ち合わせで座る椅子を見ながら
先日話した事をちょっと思い出しています。

Fくんはフリーのイラストレーターですが
絵だけで生活はできないらしく
新聞配達などのアルバイトをしています。
最近は絵の仕事が増えたようですが
お金にならない仕事ばかり引き受けているとかで
さらにアルバイトを増やすと言っていました。
ビジネスと割り切って絵を描いていたこともあったけど
お金を気にして描く絵は、自分には良くないと思ったそうです。

「ボク、自分には貧乏が似合うと思うんです。
そう思えたら気持ちが楽になりました。」
一食100円で食事をしても、好きな絵を描ける自分は幸せなんだと
本当に楽しそうに笑うFくんに
「Fくんなら、カッコイイ貧乏ができると思う」
おもわず言ってしまったけど・・・・
そう思うのです。

自分が幸せかどうかは誰にもわからないこと
自分の幸せの形や
自分は幸せかどうかは
自分で決める事、そうですよね。


おはぎに小型犬用の服を着せてみました。
だって、おはぎも女の子、きっと似合うと思ったのです。
だけど、猫は胴を締め付けると
立ち上がることができないそうですね。

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ゴメンね、おはぎ(´;ω;`)
まだ猫のことを分かっていなかったです。



リラがキーボードを触って何かを検索していました。
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リラが何を考えているか
まだ分らないことがいっぱいです。

とりとめのない記事だけど
今日は公開です(笑)
読んでいただいてスミマセン(;´Д`)

紫陽花とマロウブルー [日常]

早くも6月ですね、
毎朝(時どき休みますが)Twitterで誕生花と花言葉をつぶやいています。
起きて誕生花を調べ、朝食やお弁当を作りながら
短い文を考える時間がとても好きです。
最近は、ごろべさんがお花の写真をアップしてくださるので
それも楽しみになっています。

今日6月1日の誕生花は『アジサイ』
色を変えながら咲く紫陽花は『心変わり』『冷淡』などの花言葉が多くあります。
子どもから大人になるように色が変わる紫陽花は
女性の生涯のようだと言った人がいます。
紫陽花の花は散りません、おばあちゃんになっても花の姿を残すのです。
花言葉『元気な女性』


今日は絵本の打ち合わせでした。
場所はいつものようにわが家のキッチン。
約束の時間ちょうどにやって来たFくんは
「いただきものですが、面白そうなので一緒に飲みましょう」
そういってマロウブルーというハーブティーを出してくれました

青い花
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お湯を入れると
青く・・・
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少しすると花の色は白く
お茶はキレイなエメラルドグリーンに変わります。
・・・・肉眼ではそう見えたのですが(;´Д`)
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ところが、レモンを入れるとサッとピンクに変わりました
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レモンの酸で赤くなるなんてリトマス紙みたいですね。
紫陽花も土のPHで赤くなったり青くなったりするそうですが
紫陽花は酸性土壌だと青く
アルカリだと赤くなるそうです。

今日の誕生花、紫陽花のように色を変える不思議なお茶でした。

わが家のアジサイも、もうすぐ咲きそうです。
雨の紫陽花を見ていると少し胸が痛くなります。

2年前、紫陽花の下で出会った『きなこ』

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ノラ猫仲間のおはぎを
私たちにたくすようにして
天国に行ってしまいました。

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おはぎ・・・

きなこを思い出すことはあるの?



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星灯り 桜灯り [日常]

細い三日月は夕陽を追うように沈んでしまって
今日は暗い夜です。
昼間の暖かさで、桜はずいぶん咲きました
暗い夜に星の灯りと
暗い地に桜の花灯りが
優しくともる静かな夜です。 二匹の猫は昼間遊び疲れたのか
早々にベッドに入ってしまいました[猫]
庭の草は本当に元気
抜けば抜くほど生えるきがします。
今日も1時間、小さな庭にしゃがんで草抜きをしようとしていました。
でも、草花の可愛らしさに手が止まって
眺めたり、写真を撮ってみたり。
全然はかどらないのは毎年のことです。

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可愛いでしょ?[ぴかぴか(新しい)]
『ウリクサ』です。
花咲く春、桜や木蓮を見上げる人に
踏まれながらも咲く 小さな草花たち
いじらしい命です

花言葉は『けなげ』

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じっと見ていると、心を見透かされそうな可憐な花です
『オランダミミナグサ』と言います
ヨーロッパの帰化植物で
葉の形がネズミの耳に似ているからつけられた名前です。
花言葉は『純真』

他にもたくさんの草花で小さな庭は華やいでいますヽ(*´∀`)ノ←抜く気ナシ


明日も草抜きです[あせあせ(飛び散る汗)]

少し日に焼けたみたいです。

ビタミンをとって寝ます

おやすみなさい(-_-)゜zzz…

向春 [日常]

こんにちは
暖かい日差しと、花の香りの風が吹くおだやかな土曜日です。

なぜか石の上で寝るリラ・・・冷たくないのかな?

花壇のパンジーも眩しそうに空を見上げています。
少し前は雪に埋もれていたのに



雪に包まれ
風に凍え
今日は柔らかな陽と風をまとい
何事もなかったように咲いている。
この強さはなんだろう

小さな庭も春の気配がチラホラ
馬酔木の枝から伸びた硬い蕾
水仙の蕾やチューリップの芽。
雑草もスクスク育っています、タネツケバナの白い花
ホトケノザの赤紫の花
人も草花も、春を待つ気持ちは同じですね。

この冬は風邪も引かなかったな・・・そう思っていた矢先
帯状疱疹の痛みとノロウィルスによる胃腸症状に苦しみました。
油断してはいけませんね
思わず呟いてしまい、ご心配かけまして申し訳ありませんでした。
まだヘルペスの痛みは残り、食事もあまりできませんが
おかげさまで ずいぶん楽になりました。
季節の変わり目、どうか皆様も用心してくださいね。

明日からのお天気は下り坂
春に向けての雨、季節は先に進もうとしているのですね。
どうぞ良い週末を

兄ちゃん [日常]

朝ゆっくり目覚めると、外は明るいのにシンと静まっていました。
『休日だからかな?』そう思いながら外を見ると真っ白な雪景色。



今も静かに、絶えまなく雪は降り続いています

※以降の写真と本文は関係ありません(笑)



先日、父の1周忌で帰省してきました。
身内だけでひっそりと・・・だけど酒豪ぞろいの家系なので後半は宴会になってしまいました
前回の四十九日法要の時も、はじめはシンミリ後半は陽気な『焼酎サミット』が行われました

あのとき、かなり酔っ払った兄ちゃんが
「オレいつまでもこの家に来てて良いのかな」って突然号泣しました。
私は「兄ちゃんのクセに何言うてるん!」って爆笑しましたが



そう、私には2歳年上の『兄ちゃん』がいます。

といっても、本当の兄妹ではないし、親戚でもありません。
兄ちゃんは、むかし母が働いていた車の板金塗装工場の同僚です。

当時二十歳そこそこだった兄ちゃんは、永ちゃんに憧れるちょっぴりヤンキー。
家族に縁が薄く、働きながら夜間高校を卒業したあと一人で暮らしていました。
顔色は悪く痩せていたようです。

あるとき母が「休みは何しよるんかね?」と聞くと
兄ちゃんは「寝てる」と答えたそうです。
明るい天然、そしておおらかな母が言いそうなことですが
「若いもんがもったいない、うちの畑の草を引きおいで

その週の日曜日、兄ちゃんは本当に来ました。
ヤンキー車で(笑)



意外にも兄ちゃんはよく働き、しかも良く気がつく青年でした。
そして夕飯を美味しそうに食べ、兄ちゃんは帰って行ったそうです。
それからというもの、毎週のように兄ちゃんは家に来て、畑や家の修理などしてくれました
母が入院したときには、仕事が終わると毎日やって来てあれこれ世話をしてくれ、お酒飲みで気難しい父の相手もしてくれました。
兄ちゃんは口数は少ないけど、誠実でこまめな人です。
親戚や近所の人は、はじめは
『ありゃー誰かね?』って思いながら、いつの間にかうちの兄ちゃんとして受け入れていきました。
当然のように妹や私の結婚式にもきてくれ
親族の席に着いてくれました。

暖かい家庭に憧れていた兄ちゃん。
やがてとても可愛らしい女性と出会い、婿養子になりました。
兄ちゃんの晴れ姿を見ながら
母は「もう、うちには来てくれんやろね」って寂しそう。
でも、それは仕方のないことです。
兄ちゃんは念願だった家庭を持つことができたのですから。

ところが
今度はお嫁さんも連れて遊びにきてくれるようになりました。
そのお嫁さんはとても気さくで、うちを兄ちゃんの実家のように来ては母を助けてくれました。
兄ちゃんたちに子どもができると、その子どもたちも
「じいちゃん」
「ばあちゃん」と慕ってくれました。



おかしかったのは兄ちゃんの子(3人)も、私の子(2人)も、妹の子(2人)も、互いに『いとこ』と信じていたこと。
中高生になった頃ようやく「あれ?」って思ったらしく
「ボクら、本当は従兄弟じゃなかったんやね」って話していました



でも、血縁だとかそうじゃないとか
そんなことは大したことじゃないです・・・よね?
何か問題が起こったとき
兄ちゃんは夜中であろうと駆けつけてくれました。
良いときもあるけど、悪いときもたくさんあります。
そんなとき、一緒にいてくれて励ましあえる、それが家族ですよね。


「オレ本当に、いつまでもここにおってエエんかね?」
そう泣く兄ちゃん。
親戚の人たちも
「エエよ」
「あたりまえやん」って泣き笑い。
兄ちゃんの背中を叩きながら
「親の所に来んでどーするんよ」って笑う母。



兄ちゃん
今ごろ何言うてるん?
私らずっと家族やよ


ブランコに乗ったサンタさん [日常]

昨年の事です。
クリスマスの近い夜
友人とイルミネーションを見に行き
冷え切った体を暖めるために
帰り道にあるファストフード店に入りました。
店内はクリスマスツリーなど華やかな飾り。
天井からはブランコに乗ったサンタクロースの人形が下げられていました。

ココアを飲みながらぼんやり見ていると
サンタさんの人形が動きました。
ちょうど小さな子どもが
ブランコをこぎながら足をバタバタさせるようなしぐさ。

あまりに可愛かったので
友人に教えて一緒に見ていました。
でも・・・
いくら見ていても、ちっとも動きません。
友人は立ち上がり、その人形を見て言いました。
「何の仕掛けもないただの人形よ?」

こんな見間違いってあるのかな?



今年も同じ友人とイルミネーションを見て
同じ店に行きました。
昨年と同じような装飾
サンタさんの人形も同じです。

同じ席に座り
ココアを飲みながら見ていたけど
やっぱり動きません。

サンタさんは、一年で一番忙しい時期なのに
世界中を回らないといけないのに
ブランコじゃ
いくらこいでも進まないもんね
「じれったい」って
そう言いたかったのかな?


話は長くなりますが(笑)
昨日は、今年最後のパン教室でした。
皆の予定が合わなくて、7ヶ月ぶりの教室。
久しぶり過ぎて、腕は初期化していましたが
話したいことが多すぎて
全員が喋り、誰も話しを聞いていないありさまです。

発酵を知らせるアラームにも気付かず
生地が膨らみすぎました。
「アラームなった?」
「いや、気づかなかった」
「でも、止めてあるよ」
私「あ、うるさかったから・・・止めた
スミマセン、最後まで迷惑をかけてしまいました

この日はイブということもあり
ケーキも作りました。



娘はこのケーキを見て言うんですよ
「盛りつけ教室にも通った方がエエで
フンだ
ハテ?盛りつけ教室ってあるんですか?

生地にビールを贅沢に使ったハードなパン



試食もパーティ気分で盛り上がりました。


個展と流星と見苦しい母娘 [日常]

今朝は寒かったですね
氷のような青空が清々しかったりします。

一昨日のことですが、娘と一緒に
Fくんの展示会のある京都に行ってきました
あいにくの雨で、それも冷たい雨の一日でした。
少し早く着いてしまったので
近くのよーじやカフェで暖まります。

ここのデザインカプチーノ


かき混ぜるのがもったいないので
吸っていたら・・・・


何か鳥のようになってしまい
危うく吹き出しそうになりました。
向かいに座る娘の、いまいましそうな視線
急いで飲み干し、ギャラリーに向かいます。

会場の『うずらギャラリー』は
外観は古い町家ですが、中はレトロな洋風
街中にあるとは思えないシンとした落ち着いた空間です。
2階は今も歯科医院として使われているようです。
雨と平日ということもあり
まだ誰もこられていませんでした。
「或る森の出来事展-心からのクリスマス-」のテーマ通り
不思議な森に迷いこんでしまったような感じです。


部屋の中央には丸い大きなテーブルと12脚の小さな椅子
可愛らしいクッキーが準備されています
木の枝で作られたシャンデリア



暖炉に吊るされた靴下、たくさんのプレゼント



今にも楽し気なお喋りが聞こえてきそうです。
今回は絵があまり揃わなくて
満足のいくものではなかったようです。
でも、寒くて何かと慌ただしいこの季節
世の流れと違う空間を楽しんできました。

以前Fくんと仕事について少し話をしました。
絵を描いて生活をしていくことは
正直、大変なことだと思います。
それが何になるのかと聞かれたらうまく伝える自信がありません。
でも、帰り道も家に帰ってから・・・今も
心に灯りがともされているような
嬉しい気持ちが続いています。
ずっと好きだった絵本
「フレデリック」

あの野ねずみもたいせつな仕事をしていたんだなって
今すごく思います。

・・話は急に変わりますが
昨夜は娘と流星を見ていました。
たくさんの星を見上げながら
娘と「星に願いをするなら何がいい」なんて話していました。

「就職したい
「みんなの幸せ

などと語っていましたが、一向に流れ星は見えません。
寒いし、首が痛くなって
「早く流れて!
「早く!!」空に向かって連呼していました。

一瞬、小さな光が空をすっと流れました。
「見た?」
「見た見た!」
「あんな一瞬じゃ長い願い事は言われへんわ
「じゃ短い願い事」
「金金金なら3回言えるで

そこから母娘は夜空に向かって
寒いので飛び跳ねながら
「かねかねかね」って騒いでいました。

お隣の奥さんがガレージに車を入れるとき
そんな見苦しい母娘を目撃。
「なにしてるの?」って不審がられました。
「流星をみてるんよ」って言いましたが納得はしていないようでした。

結局2つぐらい見ただけで
二人とも冷たくなって部屋に戻りました。
おかげで今日は首が痛いです

12月ですね [日常]

今日から12月
奈良は小春日和の一日でした。

取り込んだ布団はいい匂い。
暖かなお日様と、落ち葉と戯れる風の匂いです。
日がかげると
縁側で寝ていたリラとおはぎは、部屋に戻ってきました。
猫たちの背中もお日様と風の匂いです。

洗濯物を取り込みながら見上げると
キレイな空です、柔らかな空の色に
羽毛のような薄い雲



うんと高い所を鳥が飛んで行きます
2羽の鳥は・・・どこかに帰るのかな。
木にも家の屋根にも
もう陽は残っていないのに
鳥は夕陽をあびて飛んでいました。

私たちの住んでいるところは
やがて暮れてしまうけど
私たちを覆う空が
今日はいい日だったねって
そう言いたげにほんのり赤くなってきました。

今年も残り少なく、何かと慌しくなってきますが
風邪などひかれませんように
引いておられる方は、早く治りますように。

枝にわずかに残ったハナミズキの葉
赤いハートの形です



ちょっとだけお知らせをさせてください。
絵本の事は以前も書かせていただきましたが
今、中断しています。
それは一緒に絵本を作っているFくんの
個展が迫っているからです。
12月11日(土)~19日(日)、12時~18時まで
こちらで展示会があります。



お時間のあるかた、興味のあるかた
良かったら来てくださいね


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